ホームページ再開に当り是非お読み戴きたい事がございますので宜しくお目通し下さいますようお願い致します。

第一はいつの間にか80歳という高齢となった現在、未だ信じられぬほどのやり残したことがある事です。私の生涯になすべきことは10年前には既に目前に有った訳ですが、興味が絵画だ、カンッオーネだ、やれビールだと、折角種々のIT化機器を買い漁ったのが管理まで行き届かぬままに、暗証番号等をやたら忘れ始めるという最悪の状態に陥って行きました。同時に健康管理の手抜きも発覚し診療も午前のみと極端に縮小せざるを得なくなり、午後は息子のクリニックで週一の針診療の手伝いをするという消エネ体制で、当院の午前のみの外来診療では捌く外来から考える外来にして肉体的ロスを減少させました。

第二にゆとりが出来、同じ疾患でも患者さん毎の微妙な差異に気付き治癒率が向上した感があり嬉しく思います。最近の話題は何かと脊柱管狭窄症が話題になる事が多いのですが、この辺は確かに治療に難渋している患者さんが多く、ブロックや内服薬が効かないという人が目立ちます。大きな病院では手術を勧められた例も多く、どうすべきかの相談は結構あります。脊椎となると手術は色々な意味で負担であり何とか回避してあげたいというのが本音であります。

所が今年冬頃からであったか、ふとした工夫で、極めて良好な結果を得たため、その後この例を踏襲をし、殆ど痛みがとれぬ例が無くなり、見学者にも自信を持って教示することが可能となりました。

来院時は丸椅子に腰かけ、われわれに背を向け、腰部を露出するのみです。特に麻酔などは不要で、DISPO針0.5X5.0を使用し両側または有痛側の椎間に刺入する。目的に達したならば捻針し抜去、この間15分~20分程度です。下肢の症状なしなら終了。あればその経穴数カ所に捻針を行い終了。

鎮痛剤、湿布等は不要です。勿論注射も不要です。重量物運搬のような仕事をしている人は治療後除痛されただけで治癒したと思いこみ、翌日から同様の仕事をしてしまう例が結構多く、少なくも1週間くらいは歩行など普通の生活は良いが、労働は休むことが重要であるという指導が必要であると思われます。

万が一、針治療前と似たような症状の再発が出た時は再来し、再度同様の治療で改善し,長引く例は先ず有りません。要求があれば鎮痛剤を出すこともありますが、気休め的です。